火星と月とではどのくらい距離が違うんでしょうか?

今回の火星大接近では、火星と地球が近づく距離は約5800万キロメートルです。
大接近とはいっても、火星と地球とはこのくらい離れています。

一方、地球から月までの平均距離は、約38万4000キロメートルです。
月が地球に近づくときに満月になることを俗に「スーパームーン」といいますが、このとき、月が地球のかなり近いところに来たときでも、月と地球の距離は大体35万キロメートルです。
今回の火星大接近の距離と、地球から月の平均距離をくらべると、およそ150倍もの違いがあることがわかります。「火星が地球に近づく」といっても、火星が遠いことには変わりありません。

なお、火星が地球に近づかないときには…ふだんどのくらいの距離にあるのでしょうか?
火星も地球も太陽の周りを回っていますが、その軌道の半径(長半径)の差を単純にくらべると、約1億2000万キロメートルとなります。
一方、火星が地球からみて太陽の反対側にいたときには、この約1億2000万キロメートルに、さらに地球の軌道の直径(約3億キロメートル)が足されますので、なんと約4億2000万キロメートルという値になります。

この値とくらべれば、今回の火星大接近で、地球に火星がぐんと近づいていることがわかるかと思います。