火星大接近についてよくいただく質問と回答をご紹介しています。

火星大接近について

残念ながら(?)、そのようなことはありません。

火星は、半径が約3700キロメートル、月は半径が約1730キロメートルと、火星がだいたい月の2倍くらいの大きさです。
一方、両者の距離は、月が約38万キロメートルなのに対して、火星は今回の大接近でも約5800万キロメートルも離れています。2倍大きくても、距離ではまったくくらべものになりません。

ですので、火星大接近だからといって、月のようにまん丸い火星が夜空に浮かぶ、ということはありません。

 

いえ、そのようなことはありません。
前のFAQにも書きましたが、火星大接近とはいっても、形がみえるほど大きくなるわけではありませんから、大接近だからといって天体望遠鏡などをあわてて買い求める必要はありません。肉眼でも明るい火星が夜空に輝く姿を十分に楽しめます。

もちろん、天体望遠鏡があれば、より火星を楽しむことが可能です。火星の表面の模様などをよりはっきりとみることができますので、もし少しお金に余裕があり、より火星大接近を楽しみたいのであれば、天体望遠鏡の購入を考えるのもよいかと思います。
ただ、天体望遠鏡の操作にはある程度の習熟が必要ですし、火星大接近の時期(7月末)が近づくと品薄になることも考えられます。早めに決断して、天体望遠鏡の操作に慣れておくとよいでしょう。

また、天体望遠鏡を買わなくても、近くの科学館や公開天文台などで開催される観望会などに行き、見させてもらうというのも手です。

火星探査について

これまで多くの火星探査機が火星に向かい、現在も多くの火星探査機が探査を続けていますが、いまのところ、火星表面でうごめく生物といった、生命であるとはっきりとわかるような証拠をとらえたデータはありません。

火星には水が流れた跡なども発見されていますし、特に30数億年前には海もあったといった研究結果も出ています。過去に生命が存在していたとしてもおかしくないですし、現在ひょっとしたら、微生物のような生命が火星に存在している可能性もあります。しかし、探査の状況は上記の通りで、微生物のようなものも含め、生物の痕跡は未だ発見されていません。
従って、この質門へのお答えは「まだわかっていない」ということになると思われます。ひょっとすると、まだ探査されていない火星表面のどこか、あるいは火星の地下のような場所に、生命が息づいている可能性も考えられます。

ただ、生命が存在したとしても、微生物のようなものであると思われます。20世紀初頭にSF小説で描かれたような、タコのような形をした火星人といったものは存在しないでしょう。

現在、有人火星探査に向けて各国で検討が進められています。
アメリカ・NASAが進めているロードマップ(全体的な工程表)では、有人火星探査を2035年頃に行うことを想定しています。
2035年というとまだまだ先のように思われるかも知れませんが、今年(2018年)から17年先です。今年生まれたお子さんが高校生の頃には、人類が火星に到着する様子をテレビの生中継でみることができるかも知れないのです。

この予想がもっと早まる可能性もあります。
アメリカの起業家で、宇宙ベンチャー企業「スペースX」の創業者であるイーロン・マスク氏は、2024年までに有人火星探査を実行したいと考えているようです。同社の大型ロケット「ファルコン・ヘビー」を使い、人間を送り込むことを考えているようです。
ただ、全体計画は若干遅れ気味のようです。

一方、有人火星探査には巨額の費用がかかります。また、宇宙飛行士の往復にもかなりの(片道だけで1年くらいの)時間がかかります。その間、宇宙飛行士の精神的・肉体的な健康を保つためには、まだ技術的な検討が必要でしょう。
これらの条件が満たされ、技術的にも経済的にも、場合によっては政治的にも探査が進められるようになるためには、もう少し時間がかかるかも知れませんが、編集長としては、2035年という目標は、少なくとも現時点では妥当だと考えています。

火星について

これまで多くの火星探査機が火星に向かい、現在も多くの火星探査機が探査を続けていますが、いまのところ、火星表面でうごめく生物といった、生命であるとはっきりとわかるような証拠をとらえたデータはありません。

火星には水が流れた跡なども発見されていますし、特に30数億年前には海もあったといった研究結果も出ています。過去に生命が存在していたとしてもおかしくないですし、現在ひょっとしたら、微生物のような生命が火星に存在している可能性もあります。しかし、探査の状況は上記の通りで、微生物のようなものも含め、生物の痕跡は未だ発見されていません。
従って、この質門へのお答えは「まだわかっていない」ということになると思われます。ひょっとすると、まだ探査されていない火星表面のどこか、あるいは火星の地下のような場所に、生命が息づいている可能性も考えられます。

ただ、生命が存在したとしても、微生物のようなものであると思われます。20世紀初頭にSF小説で描かれたような、タコのような形をした火星人といったものは存在しないでしょう。

今回の火星大接近では、火星と地球が近づく距離は約5800万キロメートルです。
大接近とはいっても、火星と地球とはこのくらい離れています。

一方、地球から月までの平均距離は、約38万4000キロメートルです。
月が地球に近づくときに満月になることを俗に「スーパームーン」といいますが、このとき、月が地球のかなり近いところに来たときでも、月と地球の距離は大体35万キロメートルです。
今回の火星大接近の距離と、地球から月の平均距離をくらべると、およそ150倍もの違いがあることがわかります。「火星が地球に近づく」といっても、火星が遠いことには変わりありません。

なお、火星が地球に近づかないときには…ふだんどのくらいの距離にあるのでしょうか?
火星も地球も太陽の周りを回っていますが、その軌道の半径(長半径)の差を単純にくらべると、約1億2000万キロメートルとなります。
一方、火星が地球からみて太陽の反対側にいたときには、この約1億2000万キロメートルに、さらに地球の軌道の直径(約3億キロメートル)が足されますので、なんと約4億2000万キロメートルという値になります。

この値とくらべれば、今回の火星大接近で、地球に火星がぐんと近づいていることがわかるかと思います。